仙台の行政書士より241128心のメッセージ
本日は午前中、建設業許可申請と産業廃棄物処理業許可申請それぞれのご相談をお受けいたします。また午後は、オリーブの風で心の障がい者の就労支援に関するご相談をお受けいたします。
今日は、金藤晃一先生の言葉のご紹介です。
ある奥様が、慣れない雪道で、転んで足を骨折してしまいました。ご主人に電話すると「え、何?おまえ何やってんだよ。だから、靴に付ける滑り止め買っておけって俺は前々から言っていたんじゃないか?もう、分かった。分かった。俺は夕飯外で済ませてくるから。夕飯は心配することはないから」と言われて、電話を切ったそうです。奥様はとても悲しくなりました。
でも、すぐに折り返しご主人から電話がありました。すると「どれくらいで治るんだ?」と問われたので「全治3週間だって」と答えると、「え、3週間もかかるのか、結構かかるな」と言ってご主人は電話を切られたそうです。
この奥様曰く「開口一番、『おまえ何やってんだよ!』はないですよね。一言『大丈夫?どんな感じなの?』って何でうちの夫は言えないんでしょうか?結局、自分のことばっかり。私が動けなくなると、自分にどんな支障があるか、そのことしか考えていない。こっちは、骨を折って、それだけでもとてもめげているのに、あおの主人とのやり取りで、心の骨まで折れてしまったような気がします。なぜ開口一番『大丈夫?』ってうちの主人は言えなかったんでしょう?」。
このお話を伺って私は自分の背筋が寒くなるのを感じました。相手がピンチの時、開口一番の「大丈夫?」は相手の不安な心を救います。