仙台の行政書士より241128心のメッセージ
本日は午前中、建設業許可申請とNPO法人設立申請それぞれのご相談をお受けいたします。また午後は、心の障がい者の就労支援のご相談をお受けいたします。
今日は、金藤晃一先生の言葉のご紹介です。
私は時折クライエントの方に「セルフコントロールをやめましょう」と申し上げることがあります。みな驚かれます。「セルフコントロールはいいことである」と確信しておられるからでしょう。
実は、心に宿題を抱えている人の共通点は、自己コントロール欲求が強すぎる点にあります。完璧な自己コントロールに成功した者だけが成功でき、豊かな人生を生きることができると信じているのです。ところが現実は、この強すぎるコントロール欲求が裏目に出てしまい、様々な心の問題をもたらします。
セルフコントロールをしようとすればするほど、それに反発する心が半ば自動的に生まれます。さらに、この反発心は、何とかコントロールしようとやっきになればなるほど、強化され、最終的にはその反発心に逆に自分がコントロールされるのです。
極論を言えばセルフコントロールしない方が、情緒は安定します。明るいだけの自分というのはおかしい。暗い自分も必要です。元気な自分だけというのも不自然です。弱い自分もないとバランスがとれません。
セルフコントロールをゆるめ、自分の中に存在する様々な感情を認める勇気が、私たちに、健全で自然な心理的安定を与えてくれるのです。