仙台の行政書士より241128心のメッセージ
本日は午前中、建設業許可申請と産業廃棄物処理業許可申請それぞれのご相談をお受けいたします。また午後は、心の障がい者の就労支援のご相談をお受けいたします。なお夕方は、異業種交流会に出席いたします。
今日は、金藤晃一先生の言葉のご紹介です。
感受性の強い方の中に、相手が言った言葉の「裏」を読むクセがついている人がいます。裏を読むこと自体は悪くはないのですが、問題は、その裏に自らの否定的な解釈を施して受け取り、且つ、その自分の裏読みを「真実である」と決して疑わない点です。人の言動に過剰に振り回されて困っている人の一番の原因は、この否定的な心の裏読みにあると私は思っています。
実は、希に「肯定的な心の裏読み」というものもあります。一番わかりやすいのは恋をしたときです。10代の頃、相手がちょっと自分のほうを見ただけで「あの人きっと私に気があるんだわ」、「きっと私のことを好きなんだわ」と確信し、心ときめかせたけれど、そのほとんどが外れていたという経験をお持ちではないでしょうか?
しょせん裏読みは、自分の解釈であり事実ではありません。恋をしたとき、肯定的な裏読みがことごとく外れたと同様、否定的な心の裏読みもまた、外れているということです。「先行き不安の9割は起こらない」という統計があるそうですが、おそらく心の裏読みもまた「9割は外れている」と私は思っています。
ある方が、「ということは心の裏を読まないで、表を読めということですか?」とおっしゃいましたが、その通りです。裏を読もうと力まずに、相手が言ったことをそのまま字義通り受け止めることが、コミュニケーションを円滑にし、あなたの心を安定させてくれます。