仙台の行政書士より241128心のメッセージ
本日は午前中、国際結婚の手続きと株式会社設立申請それぞれのご相談をお受けいたします。また午後は、心の障がい者の就労支援のご相談をお受けいたします。
今日は、金藤晃一先生の言葉のご紹介です。
「主人はいつも否定的なんです。なんとか主人に前向きになってもらいたいと私なりに努力しているのですが、なかなか主人が変わらないんです」とある奥様から相談を受けました。
たとえば、テレビを見ながら、御主人が「あの政治家は、物事が分かっていない」という奥様はすかさず「あなたとは、違う視点で物事を見ているのよ」と返す。「あの女優にはクセがある」御主人が言うと、奥様は「それは個性的というんじゃない」と返す。こんな風に、主人の言葉を、ひたすらリフレーミング(否定語を肯定語に変換するスキル)をしているにもかかわらず、御主人はどんどん不機嫌になっていくのだそうです。
確かにリフレーミングをしているのですが、御主人にしてみれば、ダメ出しされていることと変わりありません。「あなたって、よく物事を考えているのね」「あなたは、俳優さんの個性の違いまでちゃんと分かるのね」と返すことこそ本当のリフレーミングです。
そこで「それは、リフレーミングではありません。本当のリフレーミングというのは・・」と説明しそうになって、私はその言葉をグッと飲み込みました。それを言ったのでは、相談してくださった奥様にダメ出しすることになるからです。なんとか「御主人に前向きになってもらうために、日々努力されているんですね。奥様すばらしい。」と言うことができました。