仙台の行政書士より241128心のメッセージ
本日は、シャロームの会の職員研修会に出席いたします。
今日は、金藤晃一先生の言葉のご紹介です。
私はカウンセリングや講演の依頼を多々頂戴します。しかし、不思議に思うことがあります。実を言うと、私は、人生を振り返って、一度も「よし、ボクはカウンセラーになるぞ」、「将来、講演者として色んなところに呼んでもらうぞ!」と決心した記憶がないのです。
よくよく考えてみると、高校時代二年間不登校をして学校に戻ったあたりから、不登校の子どもさんを持つ親御さんから相談を受けるようになりました。「相談を受けるからには、カウンセリングぐらい勉強しておかないと・・」と思って、カウンセリングを学びました。そして、コツコツと現場で使っている内に、ハッと気がつくとカウンセラーになっていたというのが現実です。
また講演も、大学生の時から、様々なところに招かれ、一生懸命やっている内に、気がつくと各地で講演やレクチャーをさせていただくようになっていました。
実は、私は高校と大学時代、ピアノを弾いて歌ったりするのが好きでした。「いつか、ピアノの弾き語りで私を招いていただけないかな~?」と密かに思っていました。ところが、招いて下さるところは、悲しいぐらいに一つもありませんでした。
私は悟りました。「私の能力を本当に正しく知っているのは、私ではなく他の人々である」。それも客観的であり、的を射ている卓見なのです。「自分の能力とは何か?」と考えている暇があったら、人からの頼み事に快く答えることこそ、一番手っ取り早い能力開発法ではないか?と私は思っています。