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仙台の行政書士より150203心のメッセージ

菊地茂

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 本日は午前中、株式会社設立申請とNPO法人設立申請それぞれのご相談をお受けいたします。また午後は、心の障がい者の就労支援に関するご相談をお受けいたします。

 今日は、金藤晃一先生の言葉のご紹介です。

 あるお父様から、電話がかかってきました。「東京で就職した娘が、突然『仕事をやめて、家に帰る』と言ってきたんです。どう関わったらいいでしょう」。切羽詰まったそのお父さんに、私は『三本の矢』でアドバイスさせていただきました。
 一の矢。「娘さんの話を十分に聴き切ってから『いつでも戻ってこい。お父さん、お母さんはいつもお前の味方だ』と言って下さい。『親御さんの懐の深さ』を示すと、『いざというときに逃げこめる場所がある』という心理的余裕を娘さんに与えます」。
 二の矢。「『よくこの数年、勤め続けることができた。大したもんだ』と娘さんの労をねぎらって下さい。娘さんは救われたお気持ちになるでしょう。ただし、『その職場は、人使いが荒くてダメな会社なんだ』と否定的なことを言わないでください。必死になって今までがんばった娘さんの努力を否定することになりかねないので、注意が必要です」。
 三の矢。「『家にお嬢さんが帰ってきたら、将来のことは一切言わない』。つい親御さんは『これからどうするの?』と尋ねたくなるものです。それは、親御さんの焦りです。娘さんがいてくれるだけを喜んで下さい。安心する子どもさんは、自ら立ち上がっていきます」。
 それから数日後、「一の矢で、娘は安心したらしく、毎日休まず会社に行けているようです。ありがとうございました」とご報告がありました。それを聞いて私がホッとしました。

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