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仙台の行政書士より150120心のメッセージ

菊地茂

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 本日は午前中、建設業許可申請と永住許可申請それぞれのご相談をお受けいたします。また午後は、メンバーのケア会議に出席いたします。

 今日は、金藤晃一先生の言葉のご紹介です。

 「一人暮らしをしている子どもが、なかなか自立しません」と相談に来られる親御さんがいます。ある程度、信頼関係ができたところで、さりげなく、私は親御さんに「お子さんには、毎月どれくらい仕送りしておられるんですか?」とお伺いすることがありあす。すると、「そうですね~。家賃や電気、水道代、それに食費もありますから、月15万円~16万ぐらいでしょうか?」と言われる方がいらっしゃいます。
 この支援の仕方には問題があります。「親からいつも支援してもらわないと、自分は生きてはいけないんだ」というセルフイメージをその子どもさんの中に形成してしまい、なかなか自立できなくなる危険があります。
 私は親御さんに、「少しずつ仕送りするお金を少なくしてはいかがですか?」と申し上げるのですが、これが親御さんにとってはとても酷のようです。お金を送らないことに罪悪感を感じてしまうのです。親御さんの心の中には「支援を続けることによって、子どもに親の愛が伝わって、いつか子どもは自立してくれるだろう」という暗黙の仮定が裏目に出てしまい、かえって子どもさんの自立を妨げてしまう場合が多いのです。
 むしろ少ない仕送りでも、乗り越えてくれた我が子の成長を喜ぶことこそ、子どもさんの自尊心が育つ勘所です。そのようにして自尊心が育つと、我が子は自ずと自立していきます。

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