仙台の行政書士より241128心のメッセージ
本日は午前中、建設業許可申請と心の障がい者の就労支援それぞれのご相談をお受けいたします。また午後は、シャロームの会の理事会に出席いたします。
今日は、金藤晃一先生の言葉のご紹介です。
「私の欠点は、完璧主義で、人からの批判を過度に恐れることです」とある方に話したところ、「いつも、ベストを尽くして物事に全力投球しておられるのですね」と励ましていただきました。自分の完璧主義を、そう捉えたことがなかったので、その言葉が新鮮でうれしく思いました。確かに完璧主義な人は、誠実で一生懸命な人が多いように思います。しかし、過度な完璧主義は、自分自身を追い詰めるので、心理面で様々な問題が生じます。
「完璧主義だと、かえって結果が残せていない」という現実があります。9割できているのに、残りの1割にこだわるため、なかなかその仕事が終わらないのです。神さまでない我々人間にとって、100パーセント完璧に物事をやりきることは、厳密に言えば、不可能です。完璧主義から、「100パーセントできたに超したことない。しかし、7割~8割できたら良しとしよう」という最善主義にシフトを変えることのほうが現実的です。
7割の完成度の仕事を10個するのと、ほぼ完成しているのに、残りの1割にこだわりすぎ、他の仕事ができないという状態とを比べれば、どちらが生産的かは明らかです。完璧主義は、仕事に対する真剣さという点では重要ですが、現実的には幻想なのです。幻想にとらわれて、非生産的になるよりは、完璧主義を少しゆるめて仕事をする方があなたの生産性は上がります。「完璧主義では、何もできない」(ウィンストン・チャーチル、イギリスの名首相)