仙台の行政書士より241128心のメッセージ
本日は午前中、建設業許可申請と永住許可申請それぞれのご相談をお受けいたします。また午後は、メンバーのケア会議と心の障がい者の就労支援のご相談をお受けいたします。
今日は、金藤晃一先生の言葉のご紹介です。
カウンセラーにとって、最も邪魔になるもの、それはカウンセラー側の先入観です。これがあると、ついその先入観にとらわれて、目の前クライアントの方のお話をきちんと聴くことができなくなります。
千人、二千人とカウンセリングをしていると、つい「あ、この人の問題、以前カウンセリングしたあの人のケースと同じだな」と思ってしまうことがあります。するとそれが先入観になってしまい、それに囚われて、そのクライアントの方の大切な情報を聞き逃すことがあります。当たり前ですが、目の前のクライアントの方と、以前カウンセリングしたクライアントの方では、問題は似ても、同じ人ではありません。
少し経験を積んだカウンセラーであればあるほど、気をつけないと、相手を見透かしたような態度を取る危険があります。それが「謙虚に聞かせていただく」という、カウンセラーの生命線を断ち切ってしまうことになりかねません。
私が心していることは、相手の心を見透かしたり、見抜いたり、相手の心を読んだりしないようにすることです。「私は、人の心が分からない。だから、一生懸命聴かせていただくのだ」というカウンセラー側の姿勢があると、クライアントの方は安心して、心を開いて下さいます。名優は、毎回、初演を演じるように舞台の臨むそうですが、どの世界でも同じですね。