仙台の行政書士より241128心のメッセージ
本日は午前中、建設業許可申請と一般社団法人設立申請それぞれのご相談をお受けいたします。また午後は、メンバーのケア会議と心の障がい者の就労支援のご相談をお受けいたします。
今日は、金藤晃一先生の言葉のご紹介です。
柔軟な思考力の鍛え方として前号では、読書の効用を申し上げました。二番目にお勧めするのは、「あの人だったら、ここでどう考えるだろうか?」と自分に問いかけることです。できればその「あの人」を、最低5人は確保して下さい。
「あのお客様だったら、どう考えるだろうか?」「恩師の先生だったら、同考えられるだろうか?」「親友だらら、どう考えるか?」「あの先輩・上司だったら、どう考え動くだろうか?」「歴史上のあの人物だったら、どうだろうか?」「妻だったら・・」「夫だったら・・」等々。この訓練は、確実にあなたの思考力の柔軟性を鍛えてくれます。
ここで大切なことは、「すぐに聞きに行かない」ということです。まず自分で考えてみることです。すぐに聞きにいくことは、悪くはないけれど、少しもったいない気がします。恐らく相談されたら、これらの「あの人」たちは、きっと名答を与えてくれるでしょう。すると、相談した人はその答えを聞いただけで分かったつもりになり、柔軟な思考力が育つせっかくのチャンスを自ら逸してしまいます。
人に聞きに行く前に、まずは「あの人だったら、ここでどう考えるかな?」と考え、「きっとこう考えてくれるだろう」という仮設をある程度立ててから、その人にアドバイスをもらいに行きましょう。その仮設はズバリ当たっても、まったく想定外の答えであったとしても、この一手間が、あなたの中に、広い視野と柔軟な思考力を生み育ててくれるのです。
「思考が人間の偉大さをなす」。(パスカル「パンセ」)