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仙台の行政書士より141017心のメッセージ

菊地茂

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 本日は午前中、建設業許可申請と産業廃棄物処理業許可申請それぞれのご相談をお受けいたします。また午後は、心の障がい者の就労支援のご相談をお受けいたします。

 今日は、金藤晃一先生の言葉のご紹介です。

 ある不登校の子どもさんが、学校に戻る決心をしました。彼から「学校に戻るにあたって心したらいいことは何ですか?」と尋ねられました。そこで、私はこう答えました。「モチベーションだけは、上げないで下さい」。ご本人はもとより、一緒に付き添っておられる親御さんもその答えにビックリされました。おそらくご本人もご家族も、「しっかりモチベーションを上げて学校に戻らなくてはならない」と思っておられたからでしょう。
 しかし、学校に戻るにあたって、上げてはならないものは、モチベーションです。モチベーションを上げて学校に戻ると、モチベーションが下がった日は学校に行けなくなってしまいます。無理に上げたモチベーションは、長続きはしません。
 それで私は、次のように申し上げました。「学校には、いきなり朝から行くのではなくて、シレーッと午後から行って下さい。あいさつぐらいはしても、無理して友達を作ろうとか力まない方がいいですよ。そして、何となく帰ってくる。そんな感じで一週間も通っていると、クラスメイトも先生もそんなあなたに慣れてくるから、みんなにとってもいいんです。極力モチベーションだけは上げないで下さい」。
 目の前の不登校の子がホッとした表情になるのが印象的でした。後日ご家族の方から、「おかげさまで、次の日から、息子は学校に通い出しました」とお礼の手紙が届きました。モチベーションを上げないからこそ、見えてくる心の世界があります。

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