仙台の行政書士より141014心のメッセージ

　本日は午前中、建設業許可申請と永住許可申請それぞれのご相談をお受けいたします。また午後は、シャロームの会で心の障がい者の就労支援基礎セミナーでお話をいたします。

　今日は、大久保智弘先生の言葉のご紹介です。

　「～したつもりです」「～しようとするつもりです」という言葉を、結構よく日常会話の中で使っている自分がいます。実は、最近気がついたことなのですが、この「つもり」という言葉の背後には、「自分は正しい」という気持ちが見えます。もう少しつっこんで言うと、そのように言うことによって相手の意見を否定することにもなります。
　ある時、TCS受講生の方から「この辺のところは、ちょっと捉えにくいので、具体例を用いて説明して欲しいですね」と言われました。私は自分の体験を交えた話をしたところだったので、「そのように説明したつもりなのですが・・」とつい言いそうになりました。しかし、その言葉をぐっと飲み込んで「申し訳ありません。詳しくお話します」と言って、その方に詳しく解説しました。
　もしそこで「そのようにお伝えしたつもりですが」と受講生の方に言ってしまっていたら、相手を「理解のない人」にしてしまうところでした。
　「～したつもりです」という言い回しは、一見丁寧な言い回しに思えますが、実は、相手を否定して、自分の考えを押し通すという面があると言えます。「つもり」という言葉が言いたくなったら要注意。何かを指摘されたら、自分の不十分さを素直に認めて、相手を尊重するコミュニケーションができるように、チャレンジ中です。