仙台の行政書士より241128心のメッセージ
本日は午前中、建設業許可申請のご相談をお受けいたします。また午後は、メンバーのケア会議と相談会に出席いたします。
今日は、田中信生先生の言葉のご紹介です。
親から心傷つけられた経験がもとで、心の病になる方がいます。その心の病がなかなか治らないのには理由があります。それは「親への復讐」です。心の病であり続けることによって、「私をこんなふうにしたのは、親であるお前たちのせいだ!」とその方の無意識が叫び続けているものです。もし、心の病が治ったら親をゆるすことになるので、なかなか治らないのです。ご本人すら分からない無意識のメカニズムです。
そのような時、私は申し上げます。「親をゆるさなくてもいい。憎み続けてもいい。ただし復讐の方法を変えたらいかがですか?」。多くの方が涙の中で「え?」という表情をなさいます。
「治ることによって復讐するという方法もありますよ。『私をこんなふうにしたのは、お前たちのせいだ』とあなたの心の病は言っていたけれど、今度は治ることによって、『お前たちのせいで私は心の病になったけれど、こんなに治って今、私は幸せだ』という方が、親に対してもっと効果的ではありませんか?」。
その瞬間目の前の方の悲しみの涙が、感動の涙に変わるのを私は何度も見てきました。