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仙台の行政書士より141003心のメッセージ

菊地茂

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 本日は午前中、建設業許可申請とNPO法人設立申請それぞれのご相談をお受けいたします。また午後は、心の障がい者の就労支援のご相談をお受けいたします。

 今日は、金藤晃一先生の言葉のご紹介です。

 ある青年が何気なく言った言葉が忘れられません。「あまりにも至れり尽くせりでサービスされると、『俺って、信頼されていいのかな~。この人、いつまで俺を子ども扱いするんだろうな~』と思ってしまって、悲しくなることがあります」。
 どちらかというと、サービス精神旺盛な方だと自負している私にとっては、かなりドキッとする言葉でした。こちらとしては「良かれ」と思ってしていたサービスが、人によっては不快感を感じさせてしまうことがあるのです。
 いわゆる「余計なおせっかい」は、注意が必要です。あまりにも、手を貸しすぎると、相手の自尊心を傷つけ、相手の成長の機会を摘んでしまう危険があります。彼の言うように、あまりに至れり尽くせりで、サービスすることは、一見愛情のように見えますが、“相手を子ども扱いしている”、もっときつい表現をつかえば、“相手をバカにしている”ことにもなりかねません。
 手を出したくなるところをグッとこらえて、温かく見守りながら、相手の成長を静かに喜ぶことが、本当の愛情です。子育てで言えば、「いざというときは、この子のためだったら何でもするんだ」という覚悟と愛情をもって、あえて手を出さないでいる親の忍耐こそが、我が子の自尊心と自発性を育てるのです。

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