仙台の行政書士より241128心のメッセージ
本日は午前中、永住許可申請のため仙台入国管理局へ行きます。また午後は、一般社団法人設立と建設業許可申請に関するご相談をお受けいたします。
今日は、田中信生先生の言葉のご紹介です。
苦難のただ中にいる人に、その人よりもっと大変な苦難を乗り越えた人のお話をして励まそうとすることがあります。励ますかたは善意なのですが、励まされる方は、かえって辛くなるという場合があります。当人にとっては30の問題は30で辛い。いくら3000の問題を克服した人の話を聞いても、30の問題が軽くなるわけではありません。むしろ、3000の問題を克服した人の話を聞いて、30の問題で四苦八苦している自分を責めてしまい、劣等感や恥の意識を感じ、さらに自己嫌悪に陥ることにもなりかねません。
「泣くものと共に泣き、喜ぶ者と共に喜びなさい」という聖書の言葉がありますが、このシンプルな言葉の実践こそ、人々の心をケアする基本です。「ケア」の語源はラテン語で、「痛みや悲しみを共有する」という意味があります。30の問題で苦しんでおられる人の痛みをそのまま共有することが、本当のケアであり励ましです。「自分のことを分かろうとしてくれる人がいっしょにいてくれる」。どんな感動的な励ましエピソードより、相手の心に確かなエネルギーと希望をもたらします。