仙台の行政書士より241128心のメッセージ
本日はメンバーのスポーツ交流会に参加いたします。
今日は井出かほる先生の言葉のご紹介です。
女優でエッセイスト壇ふみさん。経済新聞「父の教え」のコーナーで、作家で、波乱に満ちた父、一雄さんのことを書いておられました。お父さんはこう言ったそうです。「人間には命という素材が与えられている。・・・幸福の規格品を買うようになったら命の素材が泣くだろう。あなたたちの前途が多難でありますように」。
“幸福の規格品”という言葉が心にとまりました。私たちはいつも「もっとお金があったら幸せになれるのに」、「もっと素敵なマイホームがあれば幸福になれるのに」等と、「もっとこうなれば」式の幸福を追い求めるものです。しかし、それは壇さんに言わせれば「幸福の規格品」と言うことになるのでしょう。
カウンセリングの現場で私が感じることは、多くの試練・困難のただ中にありながらも「幸福」に生きておられる方々はたくさんおられるということです。幸福に規格はありません。
「あなたたちの前途が多難でありますように」という境地にまでは、なかなかなれませんが、その言わんとすることは分かります。「多くの試練・困難のただ中にこそ、その人しか味わうことが出来ない規格外の本当の幸せがある。」と一雄さんはおっしゃったのだと思います。日々の出来事に忙殺されている、かっこ悪い小さな私ですが、確かに命は精一杯使っているかなと思います。