仙台の行政書士より241128心のメッセージ
本日は午前中、建設業許可申請と永住許可申請それぞれのご相談をお受けいたします。また午後は、心の障がい者の就労支援のご相談をお受けいたします。
今日は、田中信生先生のことばのご紹介です。
可愛いお子さんをお持ちのお父さんのお話です。5歳の息子さんと2歳のお嬢さんがいらっしゃいます。ある日、機嫌が悪かったのか、お兄ちゃんが何かの拍子に、妹さんをボンと軽く突き飛ばしてしまいました。その瞬間、お母さんがお兄ちゃんに「言葉で言いなさい!」と叱りました。その時にビクッとしたのはその場にいたお父さん自身だったそうです。
小さい頃から、自分も言葉で表現するのは大の苦手。とても気が利くお姉さんが、自分が言葉にする前に、先回りして次々と答えてくれたので、自分は答える必要はなかったそうです。そのせいか大人になった今でも言葉にすることに時間がかかります。まさに、「言葉で言いなさい!」という奥様の一言は、自分自身に語られたように聞こえたのです。
このお父さんにかぎらず、日本人は情緒民族であるためか、自分の気持ちを言葉にするのが苦手な人が多いのかもしれません。言語化されていない気持ちは、やがて蓄積されて、すべて怒りに変換され、表面化することがあります。この奥様がおっしゃった「言葉で言いなさい!」の実践は、良いコミュニケーションを生み出すだけでなく、自分の心のケアにもなります。心したいものですね。