仙台の行政書士より241127心のメッセージ
本日は午前中、心の障がい者の就労支援のご相談とメンバーのケア会議に出席いたします。また午後は、建設業許可申請と永住許可申請それぞれのご相談をお受けし、夕方はシャロームの会のコイノニアの会に出席いたします。
今日は、井出かほる先生の言葉のご紹介です。
A子さんは、裏表のないテキパキ行動派タイプのお母さんです。引きこもって数年になる娘さんがおられます。A子さんが休みで家にいると、必ず娘さんから「お母さん、今日用事ある?」と尋ねられます。その度にA子さんは、「今日は、友達と食事会よ。」とか「今日はカルチャースクールに行くわ。」等と答えていました。すると娘さんは「ふーん。」と言って自分の部屋に入っていくのだそうです。
ある時、A子さんが私に教えてくれました。「長いこと気がつかなかったけれど、娘はその度にさびしい思いを募らせていたことがやっと分かったんです。『お母さん、用事ある?』は、『私のことを一番大切に思っている?』『私を一番に優先してくれる?』という無言のメッセージだったんですね。そうやって、娘は私を試していたんです。最近は『何かお母さんにしてもらいたいことはあるの?お母さんが出来ることだったら何でもするわよ。』と言うようにしています。娘はいつも「別に何もないよ。」と答えてくれますが、今までの娘と私との関係が変わってきたように思います」。
相手の質問には、実は別の本心があったりします。ますは一呼吸おいて「何?どういうことかもっと聴かせて・・」と相手の思いを伺うように私もしています。こちらの思いをいったん置いて、心をニュートラルにして深呼吸。相手の真意が聞こえてきます。