仙台の行政書士より241127心のメッセージ
本日は午前中、建設業許可申請と産業廃棄物処理業許可申請のそれぞれのご相談をお受けいたします。また午後は、心の障がい者の就労支援のご相談と韓国青年チームとの交流会、さらには東北学院大学インターンシップ事前説明会に出席いたします。
今日は、丸山芳浩先生の言葉のご紹介です。
今や山形県産の高級果物として名を馳せるラ・フランス。しかし、かつての名前は「みだぐなす」。これは「見たくなし」、つまり「みばえが悪くかっこ悪いもの」という意味です。
かつてラ・フランスとは知らずにこれを一箱いただいた時がありました。「何これ?固くて食べられない!ジャガイモのできそこない?」と思い、誰もが手をつけず、台所の隅に放って置かれ、忘れられていました。
一ヶ月近くたった頃、ハッとその存在を思い出しました。あわてて箱を近づけると、意外なことにいい匂いが…。皮をむいて食べてみると、とろける甘さ!放っておかれた期間がちょうど良い追熟の期間となっていたのです。ジャガイモのできそこないがフルーツの女王と認められた瞬間でした。
カウンセラーもラ・フランスのような存在です。もぎたては固くて食べられません。枝につながったまま完熟させてもおいしくなりません。枝から切り取られた後の「追熟」のさせ方が味の決め手になります。つまり、学びを終えた後の実体験が鍵となるのです。
特にカウンセラーには、悲しみや不条理な出来事を味わう時が「追熟」の期間です。それがあることで人と深く共感でき、人間としての味が出てくるからです。失敗は全て宝となることを覚えて参りましょう。