仙台の行政書士より5.30心のメッセージ

2014年5月30日

コラムカテゴリ：法律関連

　本日は午前中、宮城県行政書士会の定期総会に出席いたします。また午後は、心の障がい者の就労支援のご相談とメンバーのケア会議に出席いたします。
　
　今日は田中信生先生の言葉のご紹介です。

　ある日本画の巨匠が、弟子と一緒に山をスケッチしていました。すると弟子がこう言いました。「師匠、あの電柱邪魔ですね。あれさえなければ、もっといい山の絵を描けるのに」。すると、その師匠は「電柱？私には、全く見えないんだけれど。お前には見えるのか？」と答えました。弟子はその答えに驚きながら、なぜ自分の師匠が巨匠なのか悟ったそうです。
　経営コンサルタントにはレベルがあります。その会社の欠点は何かを診断し、助言を与える程度ではプロとは言えません。プロは、会社に入った瞬間に長所を素早く見抜き、その長所を強力に生かし、推し進める方法を取ります。さらに、達人のコンサルタントになると、どうしても長所しか見えず、「欠点は見えない」と腹の底から本音でおっしゃいます。こちらが、意地悪をして、「でも、こういう欠点があるではないですか？」と具体的に示しても、「それも見方を変えれば、その会社の大切な長所の一部です。」と言い返されたときには、もはや私は言葉を失いました。自分に対しても他者に対しても、長所を探しましょう。すべてが活きるパラダイスが見えてきます。

この記事を書いたプロ

人との関わりを大切にする法律のプロ

菊地茂（シャローム行政書士事務所）

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