仙台の行政書士より241127心のメッセージ
本日は午前中、建設業許可申請と産業廃棄物処理業許可申請それぞれのご相談をお受けいたします。また午後は、メンバーのケア会議とシャロームの会の理事会に出席いたします。
今日は、丸山芳浩先生の言葉のご紹介です。
Nさんは本物思考のパン職人です。材料に気を遣い、自然酵母を使い、無添加のパンを焼いておられます。おいしさは折り紙付きですが、保存料を使っていないので、日持ちしないことと、他のパンより値段が高いので、当初売上は伸びなかったようです。
ある日私の家内が近くの直売所でNさんのパンを手に取りました。「あれ、カビが生えてる!」彼女はそっとカビの面が下に来るようにして元に戻しました。「これは回収ね。保存料無だからしょうがないけど…。」と思っていると、そばにいた主婦がそのパンを手に取り、「あれ、カビが生えてる!」と全く同じ言葉を言いました。しかし、その次に、「だから本物なのね~。」とつぶやき、なんとそのカビ付きのパンを買って行かれたのです。
本物には本物にしか出せないものがあるのです。それがカビという一見ダメな物という形をとって現れることがあります。しかし、本物を目指し、本物にしか出せないものを出していると、やがてその本物を求める人との出会いがあります。
本物を目指せば目指すほど、自分の至らなさや欠点が目についてどうしようもないものです。しかし、自分はそんなダメだなと思う必要はありません。そのカビがあるからこそ、あなたは本物なのです。