仙台の行政書士より241127心のメッセージ
本日は午前中、建設業許可申請と永住許可申請それぞれのご相談をお受けいたします。また午後は、メンバーのケア会議に出席いたします。
今日は、金藤晃一先生の言葉のご紹介です。
90点をとってきた我が子に、親御さんは何というか?「最後の詰めが甘かったわね~!」これは20年前の親。今の親御さんは「平均点は何点だったの?」と言うそうです。しかし、出来ているところよりも、出来ていないところに注目するという点で、今も昔も同じかもしれません。
不思議なのは、日本で前向きなことを言うと、「それって眉唾でないの?」とか「それって、かなり盛ってない?」という反応が返ってくることです。しかし、否定的な情報に対しては、「現実ってそんなもんだよ。」と結構無批判に受け取られがちなことです。
マイナス面は改善点という名で認知するのに対し、プラス面は、「当たり前」になって無視されてしまう。これを認知療法ではマイナス化思考といいます。その結果、マイナス面だけ受け継がれ、プラス面はなかなか受け継がれないという残念な結果になります。見方を変えれば日本人の「謙虚さ」や「慎重さ」の現れなのかもしれませんが、過度なマイナス化思考は、心にあまり良い影響を与えません。
逆に、加点法的に、「90点もとれたの~。すごいわね。どうやってとることができたの?」と出来ているところを認めていった方が、お子さんの自尊心が豊かになります。そしてプラスの面を見逃さない正しい認知の仕方も教育することができます。プラス面は「当たり前」ではなくて、「有り難い」大切な宝物です。