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仙台の行政書士より5.22心のメッセージ

菊地茂

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 本日は、仙台市福祉プラザで開催されます仙台福祉事業所合同説明会に出席いたします。

 今日は、金藤晃一先生の言葉のご紹介です。

 陰謀にでも会っているかのように、次々と問題に巻き込まれているご婦人から、「私の傘の骨が折られていました」とご相談を受けました。「いや~。さぞびっくりなさったでしょう。でも、失礼ですが、それは事実ではありませんね?」と私はあえて言ってみました。するとその方は驚いて、「いえ、現実に私の傘の骨が折られていたんです」。「お気持ちはお察ししますが、正確にはそれは事実ではないのです」。「金藤先生、何を言っているんですか?だったら、事実って何ですか?」。「はい、事実は『私の傘の骨が折れていました』です。『られ』があなたの解釈です。」その方はハッとなさいました。
 もちろん、「傘が折られていた」ということも否定できません。しかし、もしかして、その方の不注意で傘の骨を折ってしまった可能性もあります。しかし、「折られていた」とその方が言った時点で、その可能性は無視しているので、実は半分しか見ていないことになります。「『~された。』『られた。』と言っている自分に気づいたら、いったん冷静になって、事実は何だろうと考えるといいですよ。」と申し上げました。
 まず、疑うべきは自分の思いこみです。疑心暗鬼とはよく言ったもので、極端な被害者意識は、居もしない加害者を創り出すことになります。そして、居もしない加害者に怯えて、日を過ごすとしたら残念です。問題に巻き込まれて、混乱してきたら「事実は何か?」と自分に問いかけてみましょう。次に自分が何をしたらいいかは自ずと見えてきます。

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