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仙台の行政書士より4.22心のメッセージ

菊地茂

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 本日は午前中、建設業許可申請と永住許可申請それぞれのご相談をお受けいたします。また午後は、メンバーのケア会議とNPO法人仙台精神保健福祉団体連絡協議会の監査会にそれぞれ出席いたします。

 今日は、金藤晃一先生の言葉のご紹介です。

 時折、「もうダメ。死にたいです。」というクライエントさんのお話を伺います。「大丈夫、必ず希望があります。死んではいけません。」と言って、正直そのお話から逃げ出したくなることもあります。しかし「人生から逃げ出したい。」と言っている相手から、安易な励ましを言って、こちらが逃げ出したら、相手は本当に逃げ場所を無くしてしまいます。だから、私たちカウンセラーは、ただひたすらに相手のお話を拝聴します。
 しかし、こちらも生身の人間。何かクライエントさんの気持ちの変化を発見する目印のようなものがないと、そういった深刻なお話を聴き切ることができません。私が目印にしているのは、クライエントさんが、時折つかれる「ため息」です。絶望的な状況を連綿と話されているクライエントさんが、約30分~40分後に、大きなため息をつかれることがよくあります。
 不思議なのですが、このため息の後、あれほど深刻な表情をしておられたクライエントさんが、笑い出したり、自然と前向きな話を始めたりするのです。思いの丈を話きって、一息、「息が抜けると、人は生き抜ける。」のかなと私には思えてなりません。
 カウンセリングの世界では、人は話しきってホッとすると、自分の心を再生する「自己組織化の力」がスイッチ・オンになると言われています。おそらく、あなたのため息は、そのサインなのだと私は思っています。「息が抜けると、生き抜ける」。息抜きは、あなたの心を癒します。

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