仙台の行政書士より241127心のメッセージ
本日は午前中、建設業許可申請と産業廃棄物処理業許可申請それぞれのご相談をお受けいたします。また午後は、メンバーのケア会議とスタッフリーダー会に出席いたします。
今日は、金藤晃一先生のことばのご紹介です。
A子さんの悩みは、夜な夜なバイオレンス(暴力)映画を見てしまうことでした。「本当は平和で、癒し系の自分でありたいのに、夜になると無性に見たくなるのです。」とおっしゃいました。
そこで、私はこう尋ねてみました。「その習慣のおかげで得ているものがあると思うのですが、いかがですか?」。彼女は、しばらく考えて「私の攻撃性とスリル感が満たされることですかね。」と答えました。
そこでさらに私は、「その攻撃性とスリル感を、バイオレンス映画を見ること以外に満たす方法はないでしょうか?」と尋ねました。すると彼女は、驚きながらもニッコリ微笑んで「私、普段は攻撃的でないんです。でも、本当の私は攻撃的なんですね。そうですね、今の職場で、仕事をバリバリこなして、自分の攻撃性を前向きに発揮しようと思います。」と言われたので、私は「あなたの場合、攻撃性は積極性と言えますね。」と申し上げました。
「うれしいです。確かに私、積極的だとよく言われます。攻撃性はいけないものだと思っていたけど、私には大切なアイテムなんですね。」とおっしゃいました。
「あとはスリル感でしたね?」と尋ねると、彼女は「入ってはいけない所に入ること」と答えました。さすがに「法律を犯してまでスリル感を味わいたいのなら、バイオレンス映画を見ていた方が、ずっと健康的じゃないですか?」と申し上げると、「そうですよね。そういう映画を見てたから、私は今まで法律を犯さないですんできたんだ。バイオレンス映画を見ることは悪いことじゃない。考えもしなかった。手品みたいです。」と笑顔で帰られました。直したい習慣の背後には大切な宝物であるようです。