仙台の行政書士より241127心のメッセージ
本日は、宮城県障がい者相談支援従事者初任者研修会に出席いたします。
今日は、金藤晃一先生の言葉のご紹介です。
「ほめるというと、操作的な感じがして抵抗があります。どう思われますか?」と尋ねられました。私もこの「操作的な意図を持って相手をほめる」ことには抵抗を感じます。
そこで私は、「『操作的な意図を持ってほめる』ことは『おだてる』こと、『相手への純粋な関心』が『ほめる』こと」と区別するようにしています。私の個人的な定義ですが、あなたはどう思われますか?
「ほめる」ことは一つの愛情表現、相手に関心があるからすることです。しかし、「おだてる」ことは相手に関心はありません。関心はこちらの都合にあります。人をほめるとき、自分の関心のベクトルがどちらに向いているかチェックしたいものです。
相手に関心があるかないかは、相手の変化に気がついているかどうかで分かります。奥様にいきなり「あなたは美しい」と言っても、ちょっと白々しく伝わるのではないでしょうか。それこそ、「この人、何か魂胆があるのかしら?」と疑われ、単なる「おだて」ととらえられるかもしれません。
それよりもむしろ「何か今日の髪の感じいいね」とか、「そのブローチ、似合っているよ」と奥様の変化をほめる。すると「主人は私のことを見ていてくれているんだ」と奥様はご主人から深い愛情を感じるでしょう。相手への純粋な関心は、相手の変化を見逃しません。