仙台の行政書士より241127心のメッセージ
本日は、宮城県障がい者相談支援従事者初任者研修会に出席いたします。
今日は、金藤晃一先生の言葉のご紹介です。
「最悪~!」という言葉を多用する方がいます。私は個人的にちょっと気にかかります。ある同僚の一人が、出した手紙に切手を貼り忘れて、その手紙が戻ってきました。その瞬間、その方は「最悪~!」とおっしゃいました。気持ちは分からないではないのですが、そう言うのがクセになっているのは問題かもしれません。
よくよく考えてみると、「最悪~!」というのは、実はその人の解釈です。これを心理学の用語で言うと「感情的決めつけ」と言います。「最悪~!」と決めつける前に、目の前の事実だけに焦点を当てて、事実は何かを明確にすることが大切です。今の例で言えば、事実は、「切手を貼り忘れた手紙が戻ってきた」のです。もう一度、切手を貼って出せばいいだけのこと。
決して「最悪」ではないのです。これを意識すると、視野が広くなり、感情的なエネルギーを消費せずに、次善策を打つことができます。「気分が悪いということは、頭の使い方が悪いのだ。」と言った心理学者がいましたが、気分が悪くなったら「どう、考えたから気分が悪くなったのだろう?」と考えてみると、自分の考え方のクセが分かってきます。その上で、「本当にそうか?」と自らに問いかけ、自分の「感情的決めつけ」を疑いましょう。気分が変わり、新しい視野が与えられます。