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仙台の行政書士より2.3心のメッセージ

菊地茂

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 本日は午前中、建設業許可申請と永住許可申請それぞれのご相談をお受けいたします。また午後は、メンバーのケア会議に出席し、心の障がい者の就労支援のご相談をお受けいたします。

 今日は、金藤晃一先生の言葉のご紹介です。

 「実は、私の母にはこういう問題があって、息子の私は本当に困っているんです」とクライエントの方が言われることがあります。
 そのときに、カウンセラーついやってしまいがちなのが、「お母さんもお年だし、仕方ないんじゃないですか?どこの親そんなものですよ!」と、クライエントのお母さんをかばってしまうことです。これだとカウンセラーは、お母さんの味方になってしまうので、目の前のクライエントの方の「気持ち」が置いてきぼりになってしまいます。
 「お母様のことで困っておられるんですね。その辺のあなたのお気持ちをもう少し聴かせていただけますか?」とあくまでも、目の前のクライエントの方の「気持ちに焦点」を当ててお話を聴かせていただきます。
 一通り、お話を聴き終わった後に、クライエントさんが自ら「まぁ、そうは言っても、私にはたった一人の母ですからね。なんとか母ともうまくやっていこうと思います」と言われるものです。実は、ここにも誘惑があります。「そうですよ~。もっとお母さんに優しくしてあげて下さい」と言いたくなります。しかし、そう言ってしまったら、結局はお母さんの味方をすることになるので、ここまでクライエントの「気持ちに焦点」を当ててお話を聴いてきたことが無駄になります。
 あくまでもカウンセラーは目の前のクライエントの味方です。その立ち位置からズレてはなりません。


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