仙台の行政書士より241127心のメッセージ
本日は、心の障がい者の就労支援に関するご相談をお受けいたします。
今日は、井出かほる先生の言葉のご相談です。
「マグロと日本人」「南太平洋の日々」等の著書で知られる、作家で人類学者の堀武昭さんのお話をラジオで聞きました。
小学校一年生の時から、手のつけられない暴れん坊で、小学二年生の時は二階から同級生を突き落として、足を骨折させてしまいました。そのせいで、担任の先生が学校を辞職することになりました。学校辞める日、その先生は武昭少年にこう言ったそうです。「ボクは知っているんだよ。お前は、常に社会に誤解されやすい人間で、これからも誤解され続けるだろう。でも、お前の純粋さと能力は、先生が絶対に信頼を持っているからね」。そしてイガグリ坊主の頭の上に先生の涙がボタンと落ちたそうです。「その時、ボクは稲妻に打たれた」と堀さんはおっしゃいました。
その後も、先生は、度々武昭少年に手紙を下さったそうです。夏休みに、武昭少年が一人で釣りをしていたら、先生が「家にお前がいなかったから、来たよ」と小学6年生まで彼に付き合ってくれたそうです。堀さん曰く「(自分の人生にとってそれが)天国と地獄の別れ道だったと思う」。
神さまのような先生がおられることに感動しました。私はこの先生に遠く及びませんが、そんなまなざしを常に人々に注ぎ続ける存在でありたいと思わされました。