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仙台の行政書士より12.28心のメッセージ

菊地茂

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 本日は、心の障がい者の就労支援に関するご相談をお受けいたします。

 今日は、金藤晃一先生の言葉のご紹介です。

 私には、バーン・アウトやパニック・アウトを引き起こす心の癖がるように思います。例えば、目の前の問題を「猫」とします。しかし物事の捉え方が歪んでいるために、それが「虎」に見え、「虎」だと確信してしまう。調子がいいときは、かなり気合いを入れて、その「虎」に向かって飛びかかり、その「虎」をやっつけることができます。問題はある程度完璧に解決します。その実態は「猫」なのに、虎退治をするエネルギーを使って対処するのですから当然です。しかし、それをやり続けると、疲れ果ててバーン・アウトしてしまいます。
 逆に、調子が悪いときは、問題が起こるたびにパニック・アウト状態に陥ります。私の目の前に「虎」がいるのですから当然です。調子がいいときは虎退治する気合いがありますが、調子が悪いとき、とても「虎」に飛びかかる勇気など出てこない。問題の前で縮み上がってしまうことになる。まさにパニックです。
 結局はバーン・アウトもパニック・アウトも、実態は「猫」なのに、それを「虎」だと大げさに捉える私の思い込みが原因です。物事をニュートラルに捉え、それは「猫」だと分かったら、膨大なエネルギーの使い方をしなくて済むし、パニックになる必要もありません。所詮その問題は「猫」なのですから。私と同じような心のクセをお持ちの方は、問題に出会う度に、これは本当に「虎」なのか、どうか吟味なさることをお勧めしたいと思います。

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