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仙台の行政書士より12.20心のメッセージ

菊地茂

菊地茂

 みなさんおはようございます。
 本日は午前中、建設業許可申請のご相談をお受けいたします。また午後は、シャロームの会の親の会に出席いたします。

 今日は、金藤晃一先生の言葉のご紹介です。

 「どうしたら人が育つのでしょうか?」と、ある経営者の方に質問をしました。するとその社長さんは、即座に「合意形成」とおっしゃいました。
 部下に「文句言わずに、やることをやれ。」「俺の言っていることを黙ってやっていればいいんだ。」と上から命令すると、最近の若い人たちは、委縮したり反発したりして、なかなか成長してくれないのだそうです。さらにはそのストレスのため、後輩をいじめたり、ミスが続いたりして、長い目で見ると社会全体の大きなマイナスになる。
 なので、なるべく命令の数を減らし、仕事を始める前に『この仕事は、何のためにすると君は思う?』と質問し、相手の答えに、「そのとおりだ。」と最大限肯定します。その上で「それに加えて、この仕事の目的はカクカクしかじかだよ。」と相手がしっかり理解できるまで丁寧に説明し、相手の合意を引き出します。そのようにしていったん合意形成ができると、相手は、何のために目の前の仕事をするのかをよく理解しています。だから、高いモチベーションを保ちながら、その目的遂行のため、自分の頭で考えながら仕事をするようになります。このプロセスこそ、人が育つ勘所です。
 最初は時間がかかりますが、合意形成をしっかり積み重ねていくと、結果的に相手は、主体性をもった人に、自らの意志で成長していきます。「命令」型から、「質問」型合意形成へ。これからの人育てのキーワードです。

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