仙台の行政書士より241123心のメッセージ
本日は午前中、中国人研修生に入管法のお話しをするため栗原市に行きます。また午後は、心の障がい者の就労支援のご相談をお受けいたします。
今日は、金藤晃一先生の言葉のご紹介です。
「自分はどうしても人との間に壁を作ってしまいます。その壁を壊して、もっと自分自身を表現して、人とのコミュニケーションを豊かにしたいんです。」とクライエントの女性が言われました。
私は、「いいですね。で、その壁を壊す前に、今までその壁のおかげで得できたこと、助けられてきたことがあったと思うのですがいかがですか?」と質問をしました。すると彼女は「そうですね~。その壁は人から傷つけられないように、自分の内面を守ってくれていたと思います。ん~、そして自分の世界を確立するのを、ある意味助けてくれたように思います」。
「すばらしいね。その壁のおかげで、だいぶ自分の内面が豊かになって、自信がついてきたから、そろそろその壁を打ち破って、多少傷ついてもいいから、人とつながりを持っていきたいと思えるようになったということかな?」と伺うと、彼女は素敵な笑みを浮かべて「その通りです!確かに私、以前より自分に自信が持てるようになったように思います。」と言われました。そしてカウンセリングの最後の方では「いつも笑顔で挨拶することから始めていきたいと思います。」とおっしゃいました。
壁を壊す前に“壁が果たしてきた役割”を確認した時、彼女は自分の中に“確かな成長”を見たのです。自分の中に宝を見出すと、自分がなすべき行動が自ずと分かるように、人間は造られているようです。