仙台の行政書士より241127心のメッセージ
みなさんおはようございます。
今日は、金藤晃一先生の言葉のご紹介です。
ある日、スタッフ全員におまんじゅうが配られました。その時に、もらい損ねた人がいて「いいなぁ~。」と漏らしました。すると、サービス精神旺盛なS子さんは、気前よく「どうぞ、これ召し上がってください。」と自分のおまんじゅうをあげました。
仕事も終わり、S子さんは、家に帰り、夕食を食べて、だいぶ時間が経ってから、自分の心に妙な違和感を覚えました。「何だろう?」ふと自分の本音の声が分かったそうです。「あのおまんじゅう、本当はあげないで自分が食べたかった。」と本音は言っていました。思わず一人で笑ってしまったそうです。
そして、人生を振り返ると、結構自分はいつも損をする方を選んできたことに彼女は気づきました。小さい頃、厳格なおばあちゃんから「自分のことは後回し!まず人を喜ばせなさい。」と何度も言われていたことを思い出しました。そのメッセージを自分の人生のシナリオにして、その脚本通りに人生を送ってきたことを、彼女は実感しました。そして、これから人になにか物をあげるときは、「これ本当にあげていいの?」と本音さんに聞いてからあげようと決めたと言われました。
たったおまんじゅう一つで。ここまで自分自身の真理を分析できる彼女の洞察力に私は感動しました。時折、自分の本音の声に耳を傾ける、そんな心の余裕は持ち続けていきたいなと思わされました。自分の本音の声を大切にすることは、自分を大切にすることです。