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仙台の行政書士より10.19心のメッセージ

菊地茂

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 本日は午前中、シャロームの会で心の障がい者の就労支援のご相談をお受けいたします。また午後は、船井総研のセミナーへ出席するため東京へ出張いたします。

 今日は、佐藤照貴先生の言葉のご紹介です。

 TSC秋の特別セミナー講師の佐々木正美先生(精神科医)が、相田みつをさんの書「そのままでいいがな!」を解説されて、「子どものつまずきとは、今までやってきたことがどうも合っていないと、自分を見つめ直す時間、新たなものを発見するステップの時間です」という一言に、子育て・教育の原点を教えて頂きました。
 私は以前教師をしていましたが「点数をつけない子どもは堕落する」と信じ、子どもに強いる「強育」をしていたように思います。教育は、子どもも教師も共に育つ「共育」でありたいし、子どもの心の琴線に寄り添うことのできる「響育」でありたいものだと実感致しました。
 つまずきのない人生がないように、つまずきを経験しない子どもなどいるわけもありません。今の子どもたちは、必要以上につまずきや失敗を恐れて立ちすくんでいないでしょうか。鋳型に自らをはめ込み、可もなく不可もない蒸留水のような人間になるのでは寂し過ぎます。子どもは本来、自分の中に自ら育つ力を備えているのですから、子どもに思いっきりまかせてやらせ、「ここぞ!」という時には手を貸す、そんな教師・上司・親が求められていると思います。
 子どもの成長には、もどかしいほどに時間がかかります。だから、「促成栽培」を望んではならないし、長い目で成長を待つ必要があります。未来の担い手である子どもたちが、親や教師による「受容」を通して、「私は愛されている」と心から感じる時、生きていく希望が湧いてくるのではないでしょうか。
 相田みつをさんの書「そのままでいいがな!」は、「そのままのあなたが素晴らしい」という一元の世界に通じるものだと思います。

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