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仙台の行政書士より10.18心のメッセージ

菊地茂

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 本日は午前中、建設業許可申請とNPO法人設立申請それぞれのご相談をお受けして、午後は、クラーク高校で心の障がい者への関わり方についてお話しをさせていただきます。

 今日は、金藤晃一先生の言葉のご紹介です。

 数年前になりますが、日野原先生がトータル・カウンセリング・スクール主催の音楽界で素敵なスピーチをして下さいました。その中で戦後60年を振り返って先生はこう言われました。
 「昔、日本人は小さな恵みに敏感で、大きな苦しみに鈍感だった。しかし、現代日本人は小さな苦しみに敏感で、大きな恵みに鈍感になってしまいました。戦後間もないときは、それこそみな苦しみの真っ只中にいました。しかし、その現実をしっかりと受け止め、お隣さんから二本、三本のナスをもらっただけで大喜びをし、小さな恵みに敏感でした。しかし、今は、ちょっとした事で日本人はすぐ不平を言い、このようなすばらしい繁栄の中にいるのにそれがあたりまえだと思っている」。
 戦後日本をしっかりとご自身の目で見てこられた方の言葉だけに、わたしの心に染みました。たしかにわたしを含めて日本人は、いやな事つらい事に敏感すぎる傾向があるかもしれません。
 いやなことに敏感すぎると、人生すべてがいやなことであるかのように錯覚し、実は目の前にあるたくさんの恵みを見過ごしてしまう危険があります。小さな恵みに感動する敏感さを培っていきたいものですね。

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