仙台の行政書士より241126心のメッセージ
本日は終日シャロームの会で心の障がい者の就労支援のご相談をお受けいたします。
今日は、増田泰司先生の言葉のご紹介です。
うつ病やパニック障害の方は、パニック発作を起こすことがあります。これは、突然強烈な不安感が襲ってきて、呼吸が必要以上に早くなり(過呼吸)、その結果、動悸やめまい、手足のしびれなどが起こって、身動きができなくなる症状です。
呼吸を必要以上に行うと、血液中の二酸化炭素濃度が減少して、血液がアルカリ性に傾き、息苦しくなります。この時、脳が酸欠状態だと間違って認識し、さらに激しい呼吸を行います。ますます症状が強くなっていきます。これがパニック発作です。
実はパニック発作で死ぬことはないのですが、本人は激しい動機や息苦しさに、死ぬのではないかと恐れます。そのため、ますます呼吸が激しくなり、症状が悪化するのです。
また、いったん発作を経験すると、今度はいつ発作が起きるかと不安になり(予期不安)、これがまた発作を引き起こします。
パニック発作が起きたときには、紙袋などを口に当てて、呼気の二酸化炭素を再吸入させましょう。また、うつぶせに寝るとか、膝を抱えてうずくまるとかして、胸や腹を圧迫し、激しい呼吸を鎮めましょう。
また、そばにいる人は、背中をなでたり、「大丈夫だよ」と声をかけるなどして安心感を与え、不安を取り除いてあげましょう。