仙台の行政書士より10.9心のメッセージ

　本日は午前中、建設業許可申請と産業廃棄物処理業許可申請それぞれのご相談をお受けいたします。また午後は、心の障がい者の就労支援のご相談と心の障がいについて学ぶ会でお話しをいたします。

　今日は、チョー・ヨンギ先生の言葉のご紹介です。

　まっすぐに歩む者の歩みは安全である。しかし自分の道を曲げる者は思い知らされる。（箴言10・9）

　秋の一時期だけ、鱒釣りが解禁になる湖で、父と十歳になる息子が釣りをしていました。その日ま鱒釣り解禁の一日前でした。夜遅くなってとうとう息子の釣り竿がしなりました。大物がかかったようです。あげてみると案の定鱒でした。そしてそれは今まで見たこともない程大きなものでした。父親は時計を見ました、まだ解禁日ではありません。鱒の解禁は数時間後です。その時そこにいたのは二人だけでした。「息子よ、残念だがそれは離さなければならない。別の魚を釣るんだ。」「いやだよ。だってこんな大きな鱒ははじめてだもの。これを逃すともう二度とこんなに大物は釣れないよ。」しかしその父親は断固とした態度で、その鱒を湖に放しました。
　時は流れて成長したその息子は実業家になりました。そしてある年、模範的な経営者として選出されたその席で、十歳の時のその出来事を通して、正直ということを学んだ話をしたそうです。
　人の心の中には正義がなければなりません。正義は正しい道で。正義に立って生きるなら、平安に生きることができます。

　あなたの人生の中で、崩さなければならないバベルの塔は何ですか。