仙台の行政書士より241127心のメッセージ
本日は午前中、建設業許可申請と永住許可申請それぞれのご相談をお受けいたします。また午後は、シャロームの会のメンバー全体会と親の会に出席いたします。
今日は、金藤晃一先生の言葉のご紹介です。
コンビニに買い物に行けないほどの対人恐怖症で苦しんでいた青年がいました。今はひとり暮らしをエンジョイできるまでに回復しています。彼に、学校に戻る決心をした不登校の子たちに、「モチベーションだけは上げないで」と私が言ったという前号の話をしました。
すると、「それ、僕が不登校していた時に聞きたかったな。僕も、必死になって何度も学校に戻ろうとしたんですけど、続かなかった。モチベーションを上げようとしたから、それが裏目に出たんですね。もっと早く金藤さんに出会って、今の話を聞いていたら、こんなに長く引きこもらずにすんだかもしれません。」と言われました。
そこで、私はこう申し上げました。「これから、あなたも少しずつアルバイトとか始めたりするでしょう。その時にこの『モチベーションだけは上げないで』を実践すればいいですよ」。
すると彼の表情が変わり、「なるほど、そっか。僕、アルバイトとか就職とか考えると『僕なんかが会社で働くには、相当モチベーション上げなければ、とてもムリ。社会は厳しいんだから』ってずっと思っていました。だけど、そう思い込みすぎて、ビビっちゃって、引きこもってしまったんですね。なんか社会に出られそうな気がしてきました」とおっしゃいました。
「モチベーションだけは上げないで」は、若者たちを引きこもりから解放するキーワードの一つになると、私は確認しました。