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仙台の行政書士より9.23心のメッセージ

菊地茂

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 本日は、シャロームの会メンバー交流会に出席いたします。

 今日は、金藤晃一先生の言葉のご紹介です。

 「相手がすぐ行動に移せるような具体的な指示を出す」。部下育ての基本です。「もう少しお客様に気を利かせて。」と言うよりも、「お客様がいらしたら、すぐにお茶を出して下さい。」と具体的なゴールを言ってあげたほうが、部下は働きやすいでしょう。「仕事の効率をあげて。」と言うよりも、「仕事は納期の二日前までにあげて下さい。」の方が相手は行動しやすくなります。「心を込めて接客するように。」よりも、「お客様を“さんづけ”ではなく“様づけ”で呼ぶように。」と言った方が「心を込める」ことより具体的になります。
 実際、研修でこのことを申し上げたら、早速実践した企業がありました。会社の外では、もちろん会社内でも「鈴木様、佐藤様」と“様づけ”にしてお呼びするようになったら、お客様から「いい社員教育されてますね。」と大変喜ばれたそうです。
 やがて、そのように指導された後輩も部下を持つことがあるでしょう。先輩にされたように、その後輩も自分の部下にしていくことになります。上司が、今、目の前の部下にしたことが、会社の未来を作るのです。
 そのような具体的な指示を出すためには、やはり上司は、日頃、自分の仕事の具体的なゴールを明快にしている必要があります。自分の中で不明快なものを、部下に指示することはできません。結局、自分の部下を育てることは、実は上司である自分自身を育てることとイコールなのです。

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