誘惑をどのように避けていますか

　本日は、仙台純福音教会の主日礼拝に出席いたします。

　今日は、チョー・ヨンギ先生の言葉のご紹介です。

　子どもらよ。今、私に聞け。私の言うことばから離れるな。あなたの道を彼女から遠ざけ、その家の門に近づくな。（箴言5・7～8）

　朝鮮時代の名技、黄眞伊は、その美貌や歌唱力だけでなく、歴史と詩歌に長じており、あらゆる英雄豪作たちの心を捕えてしまう絶世の佳人として知られていました。ある日、当時節義と気骨が竹のようだと有名であった高官、碧溪水がその噂を聞きました。彼は、そのような女ごときに心を奪われている人を嘲笑い、また彼女を懲らしめようとして、黄眞伊の住む松島に出かけて行きました。しかし天下に名高い節制と気骨と貞操を持つと言われた碧溪水も、明るい十五夜の下、詩を詠ずる、この世のものとも思えぬ美しい容姿の黄眞伊を見た途端、その麗しさに気を失って馬から落ちたと言います。
　誘惑のない環境の中で、どんなに質実剛健で堅物であるかのごとく見えたとしても、実際誘惑の環境に落ちるならひとたまりもありません。ですから誘惑を避けるためには誘惑から遠ざかるのが一番です。このように人間は誘惑に弱いので、誘惑に落ちないためには、その誘惑する者から離れていることです。淫乱な女の巣窟に落ちないためにはその側に近づいてもなりません。

　あなたは日常生活の中で、誘惑をどのように避けていますか。