仙台の行政書士より241126心のメッセージ
本日は午前中、建設業許可申請と産業廃棄物処理業許可申請のご相談をお受けいたします。また午後は、心の障がい者の就労支援のご相談をお受けしてから、シャロームの会の親の会に出席いたします。
今日は、井出かほる先生の言葉のご紹介です。
女優でエッセイストの壇ふみさん。経済新聞「父の教え」のコーナーで、作家で、波乱に満ちた父、一雄さんのことを書いておられました。お父さんはこう言ったそうです。「人間には命という素材が与えられている。・・・幸福の規格品を買うようになったら命の素材が泣くだろう。あなたたちの前途が多難でありますように」。
“幸福の規格品”という言葉が心にとまりました。私たちはいつも「もっとお金があったら幸せになれるのに」、「もっと素敵なマイホームがあれば幸福になれるのに」等と、「もっとこうなれば」式の幸福を追い求めるものです。しかし、それは壇さんに言わせれば「幸福の規格品」と言うことになるのでしょう。
カウンセリングの現場で私が感じることは、多くの試練・困難のただ中にありながらも「幸福」に生きておられる方々はたくさんおられるということです。幸福に規格はありません。
「あなたたちの前途が多難でありますように」という境地にまでは、なかなかなれませんが、その言わんとすることは分かります。「多くの試練・困難のただ中にこそ、その人しか味わうことが出来ない規格外の本当の幸せがある。」と一雄さんはおっしゃったのだと思います。日々の様々な出来事に忙殺されている、かっこ悪い小さな私ですが、確かに命は精一杯使っているかなと思います。