あなたの可能性のありか

　本日は午前中、心の障がい者の就労支援と財産管理についてのご相談をお受けして、午後はシャロームの会で心の障がい者の就労支援セミナーでお話をしてから仙精連主催のグループホーム連絡会に出席いたします。

　今日は、金藤晃一先生のことばのご紹介です。

　今、ブームのドラッカー博士が、「自分の強みを知りたければ、人に聞きなさい。」と言っています。
　確かに自分の強みや長所は、意外に自分自身より周りの人の方が客観的に知っていると言うことがあります。自分のことは、なかなか客観的になりにくいものです。自分が長所だと思っていることは、実は自分の願望が含まれていたりします。
　ということは、人から「この件をやっていただけないだろうか？あなたならできる。」と頼まれた時には、相手があなたの強みや長所を客観的に見ていて、「この人だったら、うまくやってくれるだろう」と判断して、依頼している可能性があります。としたら、頼まれ事を実行することは、あなたの能力を開発させる具体的かつ最短の方法と言えるでしょう。
　私も振り返れば、「自分でできるだろうか」と思いつつ、お願いされたことをチャレンジしていく中で、「僕はこんな事が出来る能力があったのか！あの人は、僕にその可能性を見て、頼んで下さったんだ。」と後から思うことがあります。きっとあなたにもそのような経験がたくさんおありでしょう。頼まれ事によって、私たちは自分自身の強みや長所を知ることが出来ます。
　「頼まれ事は、試され事」と言った人がいますが、頼まれ事の中にはあなたの可能性が詰まっています。