仙台の行政書士より241126心のメッセージ
本日は午前中、建設業許可申請と産業廃棄物処理業許可申請それぞれのご相談をお受けいたします。また午後は、東北学院大学で行政書士の資格についてのお話をさせていただきます。
今日は、金藤晃一先生の言葉のご紹介です。
前回のコラムで私の持論のひとつは『家族の問題を、家族だけで解決してはならない』と書かせていただきました。最近、この私の持論が一味変わりました。『家族の問題を、家族だけで解決してはもったいない』です。
よく米沢興譲教会で垣間見られる光景ですが、問題の渦中におられるご家族が、また別のご家族の相談にのっておられるシーンです。私は、そういった光景を見ると鳥肌が立つほど感動します。
引きこもりがちの子どもさんをお持ちのお母さんが、不登校のお子さんをお持ちのお母さんに「いやわかりますよ~。うちも同じなんですよ。そういう時って親って無力だな~って思いますよね」と言って、共に涙しておられる。当事者同士でしか、かもし出すことのできない強い共感と絆が、そこに生まれています。
二つの家族の問題が、二つの家族の接点となり、血のつながりを超えたもっと大きな家族が誕生した瞬間を私は見ているのだと荘厳な気持ちになるのです。
この家族を、コミュニティー(共同体)というのだろうと私は確信しています。昨今の家族の問題は、昔日本にあったコミュニティーの崩壊が原因であると言われていますが、私は反対ではなかろうかと思います。現代の家族の問題は、新しいコミュニティーを日本に創造する原動力であると思えてなりません。まさに、家族の問題を、家族だけで解決してはもったいないのです。