仙台の行政書士より241126心のメッセージ
本日は午前中、一般社団法人及び一般財団法人それぞれのご相談をお受けいたします。また午後は、シャロームの会メンバー全体会に出席して心の障がい者の就労支援のご相談をお受けいたします。
今日は、田中信生先生の言葉のご紹介です。
初心者は、何か旗を立てると、それだけで事を成したような錯覚に陥るものです。目標を立てるのは、その目標に達成するためであるにもかかわらず、目標を立てることを毎日を生きるエネルギー、モチベーション・アップのために使っている人が結構いらっしゃいます。すなわち『目標は、やる気を上げるためのダイナマイトである』と定義している方がいらっしゃるのです。
もちろん、目先の目標を立て、「よし、今日しなければならない洗濯、部屋の片づけをしっかりしよう」と考えることは、決して間違いではありません。しかし、行動力を目標達成のために用いるのではなく、日常しなければばらない仕事や目の前で起きている様々な出来事に立ち向かうために使ってしまうのです。そのような人は、より高い動機づけを得るために、さらに大きな目標を定めることになります。ところが、そのエネルギーを日常生活のために使うので、いくら行動しても、真の目標達成に近づかないのです。
しかし、このことに気がつくと、まったく違った発想法、あるいは行動様式が生まれます。たとえば、長い間、テレビは私たちが一方的に見る物、と考えていましたが、テレビを受け身的に用いるのではなく、能動的に関わろうと考えたノラン・ブッシネル氏は、テレビ・ゲームを考案し、新境地を開きました。テレビを自分の目的のために利用したのです。