仙台の行政書士より241126心のメッセージ
本日は午前中、建設業許可申請と永住許可申請それぞれのご相談をお受けし、午後は、心の障がい者の就労支援のご相談をお受けしてから、シャロームの会の親の会に出席いたします。
今日は、田中信生先生の言葉のご紹介です。
目標が目的になってしまっていることがしばしばあります。たとえば、大学に合格することが目的で、そのことに全力投球する人、あるいは、とにかく結婚することが最終的なゴール、あるいは、現在係長でも次は課長に鳴ろう、という人達です。それらは人生の一部の『目標』であるのに、それを目的にしてしまいため五月病や昇進うつ病などを起こしてしまうのです。大学受験も結婚も昇進も、それらは目標であって目的ではありません。
目標と目的を取り違えないために大切なことは、何のために学び、何のために昇進するのか……もっと言うならば、「何のために生き、生かされているのか」という人生哲学が明確であることです。しかし、私たちの多くは、目標止まりで、人生について深みある永遠なるものまで思索する人は少なくないのです。「結局、人間は生かされているうちが花」と、生命(いのち)が最高と考えていれば、死に対する恐怖をもつことになります。それだけに、あなたのように、しっかりと「人生とは何か」を明確にしておられると、目標が達成されるばかりでなく、目標を超えた世界に到達しますから、目標の出来高に振り回されない『事由人』となることができます。
ちょうど、星野富弘さんが「いのちが一番大切だと/思っていたころ/生きるのが苦しかった/いのちより大切なものが/あると知った日/生きているのが/嬉しかった」と言われたように生きるのです。