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苦難の日に

菊地茂

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 本日は仙台純福音教会の主日礼拝に出席いたします。

 今日は、チョー・ヨンギ先生の言葉のご紹介です。

 苦難の日に、裏切り者に拠り頼むことは、悪い歯や、なえた足を頼みとするようなものだ。(箴言25・19)

 ユダヤ出身の詩人であるハインリヒ・ハイネは、彼の先祖の宗教を捨てて自分勝手に生きてきました。晩年彼の身体は脊髄麻痺によって苦痛を受け、片方の目は視力を失い、残った方の目もまぶたが麻痺してしまい、見るためには手で押し上げなければなりませんでした。彼は最後にミロのビーナスを見ることを望みました。「私は足をずるずるとひきずりながら博物館まで行った。そして彼女の足元に長い間横たわっていた、私は石でさえ同情するほど激しく泣いた。ビーナスは私を慈しみをもって見下していた。しかし平安を感じることはできず、あたかも『私は腕がないので、あなたを助けることができないのを知らないのですか。』と言うようであった。」
 うまくいっているときには敷居がすり減るほど訪ねて来て親しくしますが、危機に瀕すると逃げていく人は、真の友人ではありません。真の友人なら患難の日に悲しみを共にしてくれるのです。わたしたちにはこのような友がいます。それはイエス・キリストです。全世界が私を捨てても、イエス様は慰めて励まし、共に重荷を背負って下さいます。

 あなたは患難の日には、避けどころとなってくださる父なる神を信頼していますが。

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