仙台の行政書士より241126心のメッセージ
本日は午前中、NPO法人設立のご相談をお受けし、午後は心の障がい者の就労支援のご相談をお受けいたします。
今日は、田中信生先生の言葉のご紹介です。
今回は、シリーズで連載しました「伝える力」の最後のポイントです。効果的に相手にメッセージをたうたえるうえで、「いかに語るか」という方法論もとても大切です。本屋さんに行けばそれに関する本がたくさん並んでいます。しかし、「いかに語るか」というテーマを考え抜くと、その結論は、「相手をよく知って語る」ということにつきるようです。「人を見て法を説く」と言います。飲み物にたとえてみると、一般的には、熱めがいいと言われているが、私としては温め(ぬるめ)がいい。しかし相手は冷たいものがほしいと望むかもしれません。語る前に必要なことは、相手がどのような状況で、どのようなお立場にいらっしゃるかということに目を留める必要があります。
そのためには、相手をよく観察し、話に耳と心を傾け、相手が気がついていない心の深みを察知することです。これを心がければおのずと、どう相手に伝わるかが分かってくるものです。そのためには、語り手自身の心の深みの体験をも、修練しておくことが大きな助けになります。自分をよく観察し、自分の内面を知れば知るほど、相手の状況を理解できるからです。自分を知り、相手を知ることが、あなたの伝える力を育てます。