仙台の行政書士より241126心のメッセージ
本日は、シャロームの会のメンバー交流会で松島いやしの家に行きます。
今日は、丸山芳浩先生の言葉のご紹介です。
息子さんを交通事故で突然なくされたお母様の付き添いとして、遠く関西まで同行したことがあります。東京で娘さんが合流されましたが、新幹線の中ではずっと無言の時間が続きました。
耐えきれなくなった私は大失敗をしてしまいました。「葬儀はキリスト教式ですが、ご心配はありません…」と説明を始めたのです。すると娘さんが「弟の死という現実と直面するのが恐くて…」と、すすり泣き始めました。心の痛手をケアするはずの私が、かえって傷をひっかいてしまったのです。
やがて教会に着き、老練な牧師が迎えてくれました。その先生はお母さんと会うなり、「この度はまことに…」とひとこと言ったきり、はらはらと涙を流されたのです。すると、それに引きこまれたかのように、今まで一粒の涙も見せなかった気丈なお母さんの目から、涙が滝のように流れ出しました。
二人共、人目もはばからず、おいおいと泣き始めてから数分後、牧師は「お母さん、どうぞ私たちにお任せ下さい」ときっぱり言い切ると、「はい、よろしくお願いします。」と重荷を下ろした、安堵感に満ち返ってきました。
共感とは、喜ぶ者と共に喜び、泣く者と共に泣くことです。確かなリレーションはここから生まれるのです。