仙台の行政書士より241126心のメッセージ
本日は午前中、心の障がい者の就労支援のご相談をお受けして、午後はNPO法人設立申請のご相談をお受けするため気仙沼市へ行きます。
今日は、西村繁夫先生の言葉のご紹介です。
最近、テレビや新聞でブータンの記事を見ました。ブータンといえば、昨年、11月に国王ご夫妻が来日され、私たちにさわやかな印象を残して行かれたことは、記憶に新しいことです。ご存知のように、ブータンは、国民の98%が、「自分は幸せ」と考え、幸福度世界第1位の国です。この国は、先代の国王から、国が歩むべき目標として、「国民総幸福(GNH)」を掲げてきました。
世界の国々は、1970年代から国民の目標として「国民総生産(GNP)」や「国民総所得(GDP)」を目安としてきました。日本もまた同じような道を歩み、バブルが崩壊した後も、依然としてそこから抜け出すことができないでいます。そしていまだ新しい国の方向を見いだすことがでないまま、現在に至っているように思います。
これに対し、ブータンでは、「国民総幸福」を目標として、自然、文化、伝統を大切にし、なおかつ公正な経済発展を目指して国造りを進めています。その中でブータンの国民が、何よりも大切にしているのは、お互いへの「思いやり」と「助け合い」のこころです。これらは、国民の生活の隅々まで具体的に浸透しています。
日本人は、昔から「足を知る」とか「もったいない」という気持ちを持っています。また、お互いの人間関係を大切にする心も持っています。これらはブータンの考え方に通じるものでしょう。だから、私たちの中にブータンは造れます。ブータンの記事を見て、私たちもブータンの人たちに深く学ばなければならないと思いました。