仙台の行政書士より241126心のメッセージ
本日は、心の障がい者の就労支援のご相談をお受けいたします。
今日は、金藤晃一先生の言葉のご紹介です。
終点に着いても泥酔状態のお客様がいるそうです。そこで車掌さんが、「終点ですよ!お客様、終点!」といくら言っても、お客様はピクリともせず爆睡しています。しかし、「お客様、ここで寝ていると風邪引きますよ」と語りかけると、皆スクッと起きるそうです。
「お客様、終点ですよ!」は、事柄です。一方「お客様、ここで寝ていると風邪ひきますよ」は、お客様の存在に焦点が向けられています。人はだれでも人格的に接してもらうと、反応するように造られているそうです。
中国の思想家、孔子がお弟子さんに馬小屋の番をさせていました。当時、人々にとって馬は高価な財産でした。ある日、その馬小屋が火事になってしまいました。その知らせを受けた時、私だったら「馬は大丈夫か?」とつい言ってしまいそうです。しかし、孔子は、開口一番「誰かケガした者はいなかったか?」と尋ねたそうです。孔子には三千人の弟子がいたそうですが、その理由が分かるような気がします。
そんなことを考えていた矢先、家内が高価なテフロン加工のフライパンを焦がしてしまいました。テフロンがはがれてもう使えません。一瞬私は、「え!買ってまだ一年もたってないのに!」と言いたくなりましたが、「あなたまで焦げなくて、よかったね」と間一髪で言うことができました。私も家内もホッとしました。目の前の“人”に注目することに私もチャレンジ中です。